

食育
まごやま保育園では創立当初(昭和49年)から自然体験と食を意識した保育を行っています。当時珍しかったコレールの食器を使い、食材にこだわり、自然の恵みを大切にしています。
農薬を使わない自然農法の畑ではトマトやさつま芋などポピュラーな野菜から、ごま、綿、里芋や落花生といったものまで、年間約30種類ほどを栽培。苗を植え、育て、収穫し、調理して食べる。そして、落ち葉を集めて堆肥を作る…。園内で自然のサイクルを経験できるのも自慢です。畑の他にも、園内には蜜柑・いちじく・ざくろ・かりん・さくらんぼ・りんご・杏子・ブルーベリーといった果樹が11種類も植えられています。また、子ども達が食に関わり、興味を持つための保育行事も数多くあります。年間の畑作りのほか、果物の収穫体験、その果物を使ったジャム作り、パンやクッキー作り、折々の伝統行事食作り、等等です。
畑でとれた野菜や果物を料理したり、ままごとなどのあそびに利用したり。2歳ごろから包丁を使う経験を積んでいる子どもたちは包丁の扱いもちゃんと心得ています。大きな子どもたちはヒョイヒョイっと木に登り、ちゃんと食べごろの果物をもいできます。まさに今でいうところの「食育」です。自然は発達に応じた学びを授けてくれる。しっかりと地面に足をつけて、子どもたちは成長しています。
まごやま保育園では3歳未満児・3歳以上児とも、完全給食となっています。厚生労働省の基準に基づき、栄養や消化を充分に配慮した献立を用意しています。旬の食材を使用した、野菜が多い食事で、食材が持つ味を活かした、子どもの体に負担の少ない薄味のレシピを心がけています。また、子どもたちが生活する「保育室棟」からは独立させて、調理専用の建物「給食室棟」を設け、衛生面に十分に配慮した調理を行っています。
なお、まごやま保育園では、未就学年齢の子どもとその保護者様が一緒に、当園の園庭で遊んだり、保育士による本の読み聞かせを聞いたりする公開保育「おひさまクラブ」を開催し、毎回多数の方にご参加いただいております。また、年に数回ですが、「おひさまクラブ」の後に「給食を食べる会」を開催しています。
※参加希望の方はご予約をお願いします(詳しくは [ ▶ おひさまクラブ ] のページをご覧ください) 。
第1回「埼玉県食の安心大賞」受賞
まごやま保育園創立当初(昭和49年)からの食に対する姿勢(今で言うところの「食育」)は、埼玉県からも評価をいただき、平成17年度(第1回)「埼玉県食の安心大賞」を受賞いたしました。もちろん、保育園や幼稚園でも初の受賞となります。なお、同年の受賞者は下表のとおりです。
年 度 | 受 賞 者 名 |
平成17年度 (第1回) |
フジッコ株式会社 関東工場 |
明治製菓株式会社 関東工場 | |
社団法人 埼玉県栄養士会 地域活動栄養士協議会 | |
上尾市食生活改善推進員協議会 | |
さいたま市食生活改善推進員協議会 | |
社会福祉法人 誠心会 あおぞら保育園 | |
社会福祉法人 東雄福祉会 まごやま保育園 | |
伊奈町立小室小学校・伊奈中学校・学校給食センター | |
幸手市立長倉小学校 |
表:平成17年度(第1回)埼玉県食の安心大賞 受賞者
栽培計画表
まごやま保育園の畑では食育の一環として以下の栽培計画で年間30種類の作物を栽培しています。、農薬を使わない自然農法の畑ですので、その年ごとの気候や諸条件によっては一部の作物を栽培することができなかったり、栽培しても順調に生育しない場合もあります。